続き
初めて見た生の目はやっぱり綺麗だった
初めて聞いた生の声は電話よりも高く感じた
今思えば緊張してたからかな?
初めて触れた手は傷が少しあって、でも柔らかくて、少し私より大きかった
初めてのぎゅーは細くて、でも筋肉があって、ちょっと柔らかかった
お風呂上がりの短い癖っ毛な髪は何回も見てる写メよりもふわふわしてた
こんなに近くにいるのに現実味が全然なかった
何をしてもナニをしても、全部可愛いくてカッコよくていちいち私のツボで
今までの日常には無かった刺激が多すぎて
あっという間に過ぎて行った
駅まで見送りに行ったら、現実味が無かった今までがやっと現実だったんだって気付いて
また次いつ会えるかわからない
まだ離れたくない
行って欲しくない
でもワガママは言えないから
「キスして」
ちゅっ
電車が来てるホームで
たくさん人がいる中で
最後の最後にキスしてくれた
初日は手を繋ぐ事すらダメだったのに(笑)
あの子を乗せた電車はあっという間に行ってしまった
堪えてた涙が静かに頬を流れた
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